ギトンの秘密部屋だぞぉ

創作小説/日記/過去記事はクラシック音楽

やっぱりふられたw

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天気予報は午前晴れ、午後小雨、ところにより雷雨‥


ところが…
まだ11時なのに、1000メートル付近で、サーッと梢を渡る機関銃のような掃射音‥



↑ぜんぜん雨が降っているように見えないでしょ?

ブナの森に降った雨は地上まで届かないんです。。。
まず、葉っぱが濡れて水滴を貯めます‥‥広葉樹は天然の貯水槽‥

おかげで
雨が降り出しても、おちついていられる‥雨具は、ゆっくりと出せばいい


しかし、そらは激しくピカッピカッと輝いて
つんざくような轟音が‥

しばらくすると、木の葉の貯水槽もいっぱいになったとみえて

雨が落ちてきました‥
雨脚は強くなるばかり

Gidon Kremer - Vivaldi's Four Seasons - Summer (III. Presto) - YouTubeGidon Kremer - Vivaldi's Four Seasons - Summer (III. Presto)
Gidon Kremer leads the English Chamber Orchestra, 1992.
ヴィヴァルディ《夏》第3楽章、プレスト、指揮・ヴァイオリン:ギドン・クレーメル、イギリス室内管弦楽団


山道は、流れ下る雨水に占領されて、激流に変貌‥

稜線でトレイラン(トレイル・ランニング、山のジョッギング)をしていた人たちが、
ずぶぬれになって駆け下りて行きます

「おつかれさま〜」
「おつかれさま〜」

と交わす声に実感がこもるので、
ずぶぬれどうしで、思わず微笑み合ってしまいます‥


登山の入門書には、山で落雷に遭うと危険なので、こういう時は、すぐに麓へ引き返せと書いてあるかもしれません。。

でも、ぼくは引き返しません。何事もないかのように頂上を目指します。。
森の中は、林立する避雷針の下にいるようなもの‥これ以上に安全な場所はない。


さすがに、巨樹の下は触雷☆が怖いので、できるだけ近寄らないようにしますが‥


☆(注) 触雷:巨樹や大きな岩に落雷があると、周囲の空気に放電して、近くにいる人が感電死する現象。


なにせ通り雨‥‥‥ちょうど頂上に上りつくころ晴れるだろうと希望的予測w

やっぱり ^^


1721メートル‥

上に着くと、晴れ上がっていました



雨が降ったおかげで、誰もいないw

晴天の頂上を独占‥



お日さまのまわりには虹まで出ています

 光環
という現象です。




下山中にまた降りましたが

こんどは
雨といっしょに
陽の光もさんさんと降りそそぐお天気雨。。

これは →
雨が降ってる最中です。。



いつもありがとうございます

夏 の 蝶